テーマ講義 環境の世紀X

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環境の世紀の一日を追いました

活動紹介

2003年度夏学期、東京大学教養学部においてテーマ講義「環境の世紀]」が開講された。環境三四郎が第1回から運営に協力してきたこの講義も、今年度で10年という節目を迎えたのである。この講義には、多様な分野の教官が多様な視点から環境問題について講義を行うこと、また、講義の構想段階から環境三四郎メンバーという学生の視点が取りいれられていることなど、ほかの講義にはない独自の特長がある。昨年の8月から発足したテーマ講義班は、4月から今年度の新入生を新たなメンバーとして迎え、全員が多忙な中でも、協力しながら講義の運営協力を行ってきた。 〔記者:曽根直幸(9期)〕

今回の特徴

今回の環境の世紀]では、「常識を見つめなおす」という言葉を全13回の講義を貫くコンセプトとした。「環境問題解決に向けた対策自体をきちんと見つめ直すことの重要性。ただひたすらにまっすぐ進めばいいというほど、環境問題は簡単ではない。こういった意味合いがこのコンセプトには込められている。」と、テーマ講義責任者の野田悠さん(10期:理科1類2年)は言う。

また、10回目の講義では、先生のお時間を割いていただいて、環境三四郎が「携帯電話と環境」というテーマで発表を行った。使用後不要になった携帯電話が実際にどこへどう流れていくのかを追い、非鉄金属などの回収、リサイクルの実態を調べた結果を中心に発表した。

野田さんは「1999年に先輩方が行った調査『割り箸から見た環境問題』に見た、身近なものから出発して大きな問題をとらえるという手法を今日に当てはめてみるとどうだろうかと考え、誰もが持つようになった携帯電話に注目した。身近な題材として多くの受講生に興味深く聞いてもらえたと思う。」と感想を語った。

そして、最終回の講義には、三人の講師の方に再び登場していただき、責任教官の後藤則行先生(東京大学大学院総合文化研究科教授)にファシリテーターをお願いし、「市民と私 〜めぐる情報、ゆらぐ常識〜」をタイトルに掲げて、専門家である先生方にそれぞれの立場から自由に考えをお話ししていただいた。コンセプト「常識を見つめなおす」に即した講義全体の総括として、非常に有意義な最終回であった。

さらに、今年も昨年度に引き続き、講義後の6限に全学自由研究ゼミナール「環境の世紀演習編」が開講された。内容は、学生同士のディスカッション、講師への質問会、諫早湾を題材としたロールプレイングなど、バリエーションに富んだものとなった。毎回、自分自身で主体的に考え、議論する場を受講生に提供し、講義のサポートとしても大変役立っていたようである。

こうして、責任教官の丸山真人先生(東京大学大学院総合文化研究科教授)をはじめ、様々な方のご協力もあり、全13回の講義は無事終了した。

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