K-net

活動紹介

K-net ※「K-net」とはこれまで環境三四郎とは独立した組織として活動してきました。ですがこの度、環境三四郎のプロジェクトベースに活動を展開していこうという活動方針に転換したため当ホームページに掲載することになしました。

環境三四郎メンバーが中心となって立ちあげた駒場環境ネットワーク準備会(以下K-net)は、駒場キャンパス内に環境マネジメントシステムをつくることを目指して、環境と関わりを持つ主体を集めた懇談会を定期的に開催してきた。環境三四郎とは別団体として活動を続け、5年目を迎えたK-netが今、転機を迎えようとしている。現代表の桐生朋文さん(10期:理科二類2年)にお話を伺った。【記者:春原麻子(9期)】

問題意識

7月3日に、今年度最初の懇談会を開いた。そして、「こんな懇談会ならやる意味はない」と痛感したという。

昨年度までの懇談会では、年3回のほぼ決まった時期に、複数の議題を扱っていた。これでは議題が多すぎて、それぞれの議題を十分に話し合えない。その形を踏襲して行った今回の懇談会も、「三四郎の活動の報告会のようになってしまって、ここから新しいものが生まれるという雰囲気ではなかった」。

もちろん、この懇談会を開くにあたっても、新しい工夫をいくつか盛り込んでいた。議題をできる限り減らす、当日すんなり意見交換ができるようにあらかじめ事前資料や質問表を配っておく、学館委員やall-todaiなど今までにない参加者を呼ぶ…などである。それでも現状の懇談会に限界を感じたので、「もうこういった形の懇談会は開催しない」という。

構想

そして今、新しいK-netの構想を練っている。今イメージしているのは、三四郎の各プロジェクトの活動を進めて行くうえで、学部・生協・他の学生団体などとの協力関係が必要になったとき、1つのテーマごとに、幅広い関係者を集めて、ミーティングを行う、という形態だ。

現段階で考えられる議題は、ビオトープ、ISO14001取得、それに現在キャンエコで構想されているオンラインリユースシステムなどがある。こうした個々の議題ごとに、必要な時期に、それぞれの議題に適切な主体を幅広く集めて開催する形式に変えようというわけだ。今までは形式的に三四郎が考えたものを報告する形になりがちだったが、「カジュアルに、何をやるかという段階から一緒に話し合っていきたい。そうすることで本当の意味での『パートナーシップ』が構築できると思う。」と桐生さんは語る。

「それが自分の考える駒場環境ネットワークなんです、いつまでも「準備会」でいたって仕方がない」。

周囲の反応

構想にあたり、歴代のK-net代表と話をし、自分の考えをぶつけてみた。結果、「K-netはもともと、自分がイメージしているようなものを目指して出発したのではないか」と自信を深めた。 駒場で話してみると、「現状から懇談会をなくしただけとどう違うのか」「結局、三四郎の中に1人、外部とのつながりのある人がいればいい話ではないか」といった疑問も出された。 現段階でも、各プロジェクトごとに、例えば生協との話し合いが必要になれば生協に出かけて行くといったことはなされている。 しかしプロジェクトごとにばらばらに動いているし、あくまで毎回例えば生協なら生協と三四郎との1対1の話し合いであり、関連するいくつかの主体を一堂に集めるといった試みはなされていない。 やる価値はあると考えている。

まだ具体的なことは決まっていないが、今後は理想の形を模索しつつ「駒場環境ネットワーク」の実現に向けて動き出すという。「新しい動きに期待していてください」という桐生さんに、頼もしさを感じた。

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