テーマ講義 環境の世紀X

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2003年度夏学期開講の「テーマ講義 環境の世紀X」に関する総合サイトです。

活動紹介

 現在駒場では2003年度夏学期に開講される東京大学のテーマ講義「環境の世紀X」に向けて、環境三四郎10期生を中心に準備が進められている。この講義は、毎回違う講師に来ていただくオムニバス形式であり、環境三四郎は9年間運営に協力してきている。今回の取材では、テーマ講義班責任者の野田悠さん(10期:理科一類2年)にお話を聞いた。 【記者:曽根直幸(9期)】

今年のコンセプト

 『常識を見つめなおす』 これが、環境の世紀Xのコンセプトである。環境問題という言葉は言われて久しく、多くの人が関心をもっており、それなりの解決策も立てられている。それにもかかわらず環境問題が解決されないことに対して、解決策の実行・実践が不十分であることが問題だとよく言われる。しかし、野田さんは、「今回の環境の世紀Xでは、解決策の実行が不十分なのではなく、そもそも解決策の目指す方向が間違っているのではないか、解決策の徹底度を高めることよりも、解決策の目指すべき方向を確認することの方が大切なのではないかという問題意識を強調していきたい。」という。『常識を見つめなおす』というコンセプトは、そのような問題意識を象徴する言葉なのである。

新しい試み

 また、新しい試みとして、全12回の講義のうちの1回を使い、単に講師の方をお呼びするのではなく、テーマ講義班のメンバーによってユニークな講義を提供する企画が検討されている。環境の世紀IV〜VIIで行われた環境三四郎による事例研究発表に近いものであるが、その前例にとらわれずにできるかぎり面白い授業を作りたいとメンバーは張り切っている。さらに、2002年度からはじめられた全学自由ゼミナール「環境の世紀演習編」も継続して開講し、グループディスカッションを原則としていた去年の形式を発展させて、毎回講師の方と相談しながらさまざまなゼミを行っていく予定である。これらの新しいアイデアが実現されれば、講義全体が充実するとともに多様性も高まり、受講生の理解はより深く、多面的なものになるはずだ。

今年の意気込み

 ミーティングでは、メンバー全員から意見が積極的に出され、結論の出ないまま時間切れになってしまうこともよくあるそう。しかし、心配する私に野田さんは、「今からわくわくしています。是非、足を運んでください。」と、自信に満ちた言葉をくれた。10年目という節目の年を迎え、更なる発展を遂げる「環境の世紀」に期待してほしい。

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