エコプロジェクト

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活動紹介

 今年で10年を迎えるエコプロジェクト。今年度も11月の駒場祭に向け、着々と準備が進められている。現在のエコプロジェクトの進捗状況はどのようなものか、そして今年のエコプロジェクトが目指すものは何なのか―。6月に行われたミーティングにお邪魔し、メンバーの声を聞いてきた。【文責 9期・藤井康平】

エコプロジェクトとは

 エコプロジェクト(以下エコプロ)とは、駒場祭における環境対策全般(ごみ分別、環境関連イベント等)に取り組むプロジェクトであり、正式には駒場祭委員会の組織として位置づけられる。しかし、歴史的に三四郎メンバーが多数参加し、その運営を担ってきたため、三四郎とは切っても切れない関係であることは間違いない。今年も駒場祭委員会環境局のメンバーと共に、三四郎からも多くの2年生、1年生が参加し、毎週火曜日放課後にミーティングを行っている。

今年のエコプロジェクトは

 今年のエコプロミーティングが始まったのは2月。現2年生で数回のミーティングを重ね、4月からは新入生を加えて進め、6月20日で第9回目のミーティングを迎えた。私が参加したミーティングでは「今年はどのようなイベントを行うか」「DPR(Dish Return Project)を行うか否か」「班編成はどうするか」などについて、活発な議論が行われていた。

2年生と1年生

 ミーティング後、ミーティングを見ていて個人的に気なったことを質問した。一つは、2年生と1年生の考え方の違いをどうしていくかということだ。1年生はエコプロを経験したことがないためか、夢を大きく語る。一方で去年のエコプロを経験した2年生は、現実的な指摘を忘れない。夢と現実―その両者の折り合いはどのようにつけられているのか。代表の小山さん(13期・理科1類)は「できるだけ新しい意見は取り入れ、現実を考えつつもチャレンジしていきたい」と語る。また西田さん(14期・文科3類)は「わからない部分があるからこそ、あえて言えることもある。現実的な部分は先輩に任せて、自分はどんどん理想を語っていきたい」と語る。2年生、1年生ともに自らの良い部分を最大限引き出し、お互いの意見を高め合って行こうという意識が感じられた。

受け継ぐものと創造するもの

 もう一つ質問したのは、エコプロ特有の「受け継いできたもの」と「自分たちが創造するもの」の関係だ。エコプロは毎年の積み重ねによるところも大きい。その分、自分達で新しく作り上げることに制限があると感じてはいないか―。その問いに対して、「ある程度型があるからやりやすいというのも事実。型の中でどのように新しいものを作り出していくかに重点を置いている」と小山さん。これまで積み上げられてきたものを上手く利用し、新しいものを創造しようとする小山さんの意欲が感じられる。

あなたにとってのエコプロとは?

 1年生に、エコプロへの意気込みを聞いてみた。篭橋さん(14期・理科1類)は「他のプロジェクトに比べ、意見の交流が活発。これからも発展的に高めていきたい」と語る。また、麻柄さん(14期・理科1類)は「先輩達から学びつつ考えていきたい。駒場祭に向けていいものを作っていきたい」と大いなる意気込みを語ってくれた。  最後に、曖昧な質問であることを承知で、「あなたにとってエコプロとは何ですか」と代表の小山さんに聞いてみた。小山さんは少し考えて、「エコプロとは愛です」とはっきり答えてくれた。 「愛はエコプロを作る」――そのような気持ちを持ちながら、今年のエコプロにも期待したい。

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