エコプロジェクト

活動紹介

 エコプロジェクト(以下、エコプロ)は、駒場祭委員会の組織として駒場祭の環境対策を行うものである。 2007年7月3日、キャンパスプラザのロビーで行われたエコプロのミーティング後にインタビューを行った。インタビューには、2年生から5人、1年生から2人の計7人も参加してくれて、エコプロの雰囲気の良さを象徴するようであった。
【文責 12期・竹内翔】

エコプロとは?

 駒場祭は全国でも有数の規模の大きな学園祭なので、出てくるごみの量も多量であり、それを適正に処理することは不可欠である。それを扱うのがこのプロジェクトである。さらに、「祭り」ということを生かし、イベント企画等をすることによって、楽しみながら学生や来場者の環境意識向上を目指している。 エコプロは駒場最委員会の中の一プロジェクトであり、環境三四郎(以下、三四郎)の直接の活動ではないが、歴史的に三四郎のメンバーが多く関わってきた。

今年のエコプロの進行状況

ミーティングの様子1  まずイベントに関しては、どのような目的のもと、どのようなイベントを行うのか、またその実現可能性について話し合いを行った。その結果、廃棄物を使ったアート、エコラリー、駒場祭での環境対策について展示や冊子作り、エコ素材であるバガスを使った紙すき体験を行うこととなった。 また、こうしたイベントなどを成功させるために、企業への協賛のお願いもしているところである。そして、ごみの処理に関しては、これから話を詰めていく予定だそうだ。

今年の特徴は?

ミーティングの様子2  今年のエコプロでは、「三四郎とエコプロは別物である」という意識をメンバー全員がもち、活動している。結果的に、委員会の人も入りやすい雰囲気を作ることができ、委員会からの参加者も多いそうである。 そして、もう一つ意識しているのが、早め早めにことを進めていること。去年はイベントの企画に多くの時間を費やしてしまい、その他の準備が後手後手に回ってしまったために、その反省を生かしているそうである。

エコプロの魅力は?

 「三四郎として長年関わってきたので、三四郎としての歴史があると同時に、駒場祭委員会の人とも関われる。」「『祭り』の雰囲気を楽しむ、そして楽しみながらゴミの分別を行ったりできる。」「コマメ(環境省のキャラクター)やエコマちゃん(13期青木えりさん考案のキャラクター)などキャラクターが可愛らしい。」などの声が挙げられた。 実際、楽しいからこそ興味を持ったり、続けたりしている人がほとんどである。日常を離れて当日のごみに恋してしまったり、熱中しすぎて一種のトランス状態になったり、エコマちゃんに惚れてエコプロを始めたり、という声も聞かれた。
 最後に、今年の責任者が次のように締めくくってくれた。 「エコプロは、規模も大きく、歴史も長いもので、絶やさないようにしたいと思います。新しい世代には、実体験を通じて、楽しさや分別の重要性を伝えていくと同時に、先輩もどんどん取り込んでいきたいと思います。しかし、何より大切なのは『楽しむ』ということです。これこそがエコプロの醍醐味です。」
 毎年改善を重ね、進化するエコプロを実感した。そんな中でも「楽しむ」といういい伝統は1年生にもすでにしっかりと受け継がれているように感じた。今年も楽しい駒場祭、エコプロとなる予感がした。

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