はまとんプロジェクト

関連ページ

→はまとんプロジェクト

活動紹介

浜頓別町の夕日 北海道浜頓別町を舞台にした、現地の高校生と東京の大学生の交流事業を行うプロジェクトです。交流イベント自体の開催時期は2009年8月を予定しています。

浜頓別町とは?

白鳥 浜頓別町は、日本最北端の宗谷岬から南に60km、オホーツク海に面した町です。現在の人口はおよそ4200人。毎年100人程度の割合で減少が続いています。浜頓別町は、日本最北のラムサール条約登録湿地クッチャロ湖や、オオワシ、コハクチョウなど、観光資源には恵まれる一方で、雇用がなく人口の流出が進んでいます。これらの観光資源といかに付き合っていくかということがこれからの課題の一つです。

活動の経緯

高校生との交流 本プロジェクトのきっかけになったのは、2008年9月に行われた「クッチャロ湖学生環境サミットCASE1」というイベントです。日本最北のラムサール条約登録湿地の存在する浜頓別町の活性化について考えたこのイベントで、巻島隆雄(はまとんプロジェクト代表)が参加したグループが発表したアイデアがコンペで大賞を獲得しました。この機会を無駄にしたくないと思った巻島により、2008年10月に環境三四郎メンバーへの呼びかけが行われ、興味を持ったメンバー10名程度が集まり、環境三四郎のプロジェクトとしてスタートしました。

活動の目的

地元の人との交流 本プロジェクトの目的は、

1.地域の「ワカモノ」である高校生に、「ヨソモノ」である大学生との交流を通じて、町の魅力や課題について考えてほしい。

2.その考えたことを町の方々に対して発信して、業種や年代を超えて町づくりについて議論できる場を作っていきたい。

この2点です。

上述したように、浜頓別町は雇用の不足、人口の流出のほか、自然環境の変化(白鳥の数の減少、クッチャロ湖の水質の変化等)など様々な問題を抱えています。けれどもそんな時だからこそ、町の魅力や独自性を再確認して、そこから問題の解決へと向かっていくべきなのではないか。

地域のワカモノである高校生は町の魅力をほとんど知りません。普段から周りにあるものだから当たり前なのかもしれないけれど、その魅力にもっと気付いてもらいたい。そして同時に課題にも気付いてほしいと考えています。また近年、浜頓別町ではグリーンツーリズムの活性化に伴い、商工会、酪農家、漁師などの中で町づくりに熱心な方が協力する動きが広がっています。しかし、高校生などのより若い世代、また他の場所から来た人間の意見を取り入れることはまだまだ不十分です。私たちは、このワカモノとヨソモノの声を町づくりへと活かしていける活動をしたいと考えています。次世代を担うワカモノの意見、そして町の特殊性を感じやすいヨソモノの意見を取り入れていくことで、より魅力的な町や人へと変わっていけるのではないかと思います。

今年の展望

はまとんプロジェクト 2009年夏には「はまとん魅力発見プログラム2009〜つながる町づくり人づくり〜」と題した交流事業を行います。これは浜頓別の高校生と都会の大学生の交流を軸に、町の様々な人を巻き込んで、町の課題、魅力、将来について考えていこうというプログラムです。

残念ながら今年は有志の中高生を対象に行うことになりそうですが、将来的にはこの交流プログラムを浜頓別の高校でカリキュラム化するなど、「浜頓別町づくりの象徴」として続くようにしていきたいです。またこういった交流事業の中から新しく生まれてきた活動を支援していくような体制を、環境三四郎とは独立して回るような形で作っていきたいと考えています。

文責:巻島隆雄(15期)

ページの先頭に戻る