コンセプト

環境の世紀とは

「環境の世紀」は1994年の冬学期に開講されて以降、ほぼ毎年開講されてきた授業で、東京大学の学生サークル「環境三四郎」によって、担当教員のアドバイスを受けながら企画・運営されています。なお、過去の授業については、リンク先をご覧ください。


本授業の目標、概要

本講義では、「身近な環境」をキーワードに、学生の視点から問題アプローチを見つめなおし、自ら学び、考える力を身につけることを目標とします。
あなたにとっての「環境問題」とはどんなイメージでしょうか。学校やメディアを通じて培った知識は頭に残っていても、どうも大きすぎて手をつけられない話をしていると感じたことはないでしょうか。環境問題というとグローバルなものを想像しがちですが、逆に自分に関わるローカルな環境に着目し学問的見地も含めてじっくり考察することで、今までは見えなかった側面、あるいは問題点や改善方法を見出だせるのではないかとも思われます。
本授業では教養学部1、2年生には身近な環境である駒場Tキャンパスを「ローカルな環境」と位置付けます。この「ローカルな環境」を対象に大きく二つのテーマについて取り扱います。前半はキャンパスに豊富な『樹木』、後半は東日本大震災以降大きく注目されている『電気』に関しての講義を受け、受講者自身がそれらについて考察します。授業を通じて、身近な環境や生活の在り方に注目し改善できる力が養われることを期待します。


講義の構成

この授業では駒場キャンパスという身近な環境において、前半は「樹木」、後半は「電気」に焦点を当てます。この2つのテーマについて専門の先生方を講師としてお招きし、講義を行います。その後、ディスカッションやグループワークを行い、駒場の樹木と電気に関して受講者全員で考察します。具体的には以下のような流れを予定しています。

前半『樹木』(7回程度)
 1.観察などを通じて、駒場にある樹木の現状を再確認
 2.樹木や森林が人に与える影響について講義
 3.グループごとに駒場内のある区画の樹木について考察、発表
後半『電気』(6回程度)
 1.現在の駒場キャンパスでの電力使用状況と節電対策の講義
 2.日本の電力事情、需要供給両面での節電や効率化の取り組みなどの講義
 3.駒場での電力消費を減らす方法について考察、議論


講義日程・講師などについて詳しくは講義日程のページをご覧ください。




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