堆肥化実験プロジェクト関連ページ落ち葉堆肥のすべて(第61回駒場祭で配布)(PDF:1.94MB) 活動紹介堆肥化実験プロジェクトは、東京大学キャンパス内で発生する大量の落ち葉を効率よく堆肥化しキャンパス内で循環させようというプロジェクトです。環境三四郎のメンバー約10名を中心に地方自治体、地域の方々や大学とも協力して活動を行っています。 きっかけ東京大学のキャンパスはとても自然に恵まれていますが、そこで発生する大量の落ち葉は毎年焼却処分されています。その落ち葉をただ捨てるのではなく何かに利用できないかと考え11年前にこのプロジェクトは始まりました。 駒場キャンパス内にある矢内原公園の一角を学部から借り受け、落ち葉を集めてきて堆肥にするという実験が始まり、以来今年まで、10回の実験が行われてきました。 目標まずは、東京大学駒場キャンパスから出る落ち葉の「全堆肥化」を目標とし、毎年効率のよい落ち葉堆肥化へ向けた実験を行っています。最終的にはこの活動がどんどん広がっていき、全国で落ち葉の処理に困っている方々への助けにもなれればと思っています。 2010年度の実績2010年度の実験では、広葉樹の落ち葉の堆肥化に加えて、銀杏の葉の堆肥化を目指し、銀杏の葉に広葉樹の葉を加えたもので堆肥化を行い、結果として成分上良質な堆肥を作ることに成功しました。 *第61回駒場祭で配布しました「落ち葉堆肥のすべて」も合わせて御覧ください。 2011年度の実験今年度は堆肥化の適切な湿度条件を調べることと、銀杏堆肥化における銀杏と広葉樹の葉の混合比を変えることによる堆肥の成分の違いを調べることを主な目標とした実験を行っていきます。 2012年度の実験2012年度は、落ち葉堆肥作成と植物栽培の2つの活動を実施しました。 落ち葉堆肥作成では、原料配合比や切り替えしの期間を変化させる実験を行い、 堆肥のでき具合との関連性を調べました。 植物栽培では、落ち葉堆肥の効果を確認するために野菜栽培を試みました。 裏門付近の畑を借りて、実際に堆肥の配合比を変えた区画を設定して栽培実験を行いました。 文化祭での堆肥配布を検討して放射線量の検査も通過しましたが、 作成量の不足などがあり、配布は見合わせとなりました。 文責:古田謙一(19期) |