駒場ゼミ

2002 年2 月17 日、環境三四郎RC 部門による駒場ゼミなるものが開かれた。これは環境問題を読み解くための技術を、主に駒場生(大学1・2 年生)に伝えようという連続企画で、第1回の今回は山下英俊さん(0期・新領域創生科学研究科助手)が講師となった。(記事:浦久保雄平)

問題を読み解く技術を教える

当日、各自がパソコンを持ち寄って集り、「エクセルを用いた行列計算と産業連関分析」や「エクセルを用いた数理計画と地球温暖化対策の経済モデル」など具体的なデータを扱う技術を学んだ。中には苦戦する人や、普段使うことのない機能を初めて知って驚く人もいた。その上宿題も出されるという念の入れようであった。

当日の資料の一部また、5 月5 日には第二回の駒場ゼミとして、井原さん(2 期:工学系研究科地球システム工学専攻博士課程)によるライフサイクルアセスメントの説明が行なわれた。「環境の世紀」で講義なさった安井至先生の講義内容の理解を深めるという目的もあった。ここでもエクセルを用いて、リサイクルによってどれくらいのCO2 排出削減につながるのかということを計算した。

このように駒場ゼミでは、様々な数値を算出する方法論を身に付けることができると好評で、その技術が少しでも普段の活動に活かされることを期待する。今後は駒場生の要望を柔軟に受け止めながらやっていく予定だという。

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