EMSプロジェクト

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活動紹介

 ISO14001に代表される環境マネジメントシステム(EMS)。EMSPは大学にあったEMSは何かを模索し実際の導入を目指すプロジェクトだ。EMSPがこれまで辿ってきた経緯や今後の目標についてプロジェクト責任者の青山俊輔さん(11期:理科一類2年)に取材した。
[記者:眞重洋子(9期)]

「EMSP」までの道のり

 当初プロジェクトは東大がISO14001を取得することを目標に発足し、名前も「ISOP」であった。大学側でなく学生の側からこのような声が出るのは初めてのことで、画期的な試みであると言えるだろう。その後、既にISO14001を取得した早稲田大学やその取得を目指す千葉大、武蔵工業大など他大との交流や富士ゼロックスの主催するエコステージへの参加、東大の環境安全センターの訪問といった活動を経るうち、「そもそもISO14001は大学にあった規格であるのか?」という疑問にぶつかる。企業向けの規格であるISO14001だけに限定せず、学生を巻き込んでいける大学に適したEMSの規格を見つけようという新たな目標が生まれ、プロジェクト名もEMSPに変わった。

1年間の活動・これからの抱負

 前述のような経緯を経て、今年度は東大のEMS改善のため環境に関する管轄を調べることをした。来年度は東大のシステムを更に調べ、企業などから具体例をもらうなどして理想的なEMSの在り方を提案することを目指す。

 1年間の活動を振り返って、「ミーティングはまったりとして楽しかった。でも目標を達成できなかった。甘く見ていたかも。」と青山さん。また「色々な企業に訪問できたのは貴重な体験。」「これからは勉強するしかない。」「このプロジェクトは大学という組織全体の問題を考えていて、大きな責任を感じる。自分たちの主張を通そうとするだけの独善的な態度でなく柔軟な姿勢でありたいし外からもそう思われたい。」とも。

さて、この3月4月は「新勧」のシーズン。新たなメンバーの勧誘にも熱が入る。青山さんは「EMSとか難しい用語が頻出のプロジェクトだが堅苦しくなく面白さを伝えたい。この取材は良い練習になった(笑)。」と言ってくれた。内外の様々な人との交流から知識を得て試行錯誤を重ねるその活動は大変興味深い。新たなメンバーを得て、EMSPの更なる飛躍が期待される。

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