水プロジェクト

関連ページ

→一二郎池ビオトープ化案企画書PDF(PDF:1606KB)

→エコプロダクツ2003展示作品『一二郎池ビオトープ化project』(gif:270KB)

→2004年度水プロジェクトへ向けて

活動紹介

 「ビオトープ管理士」の資格取得や自然とのふれあいなど、学習と行動の両立を目指して新たなスタートを切った3 年目の水プロジェクト。夏学期の活動を振り返ると共に、今後の抱負を責任者の星野真有美さん(11 期:理科二類2 年)に聞いた。
[記事:桐生朋文(10期)]

夏学期の活動

 今年の水プロは新入生約20 人を迎えて大賑わいのスタート。人数が多すぎるために部室でミーティングが出来ないなど、嬉しい悲鳴も聞かれた。

 最初の大きな目標は、坂下門脇ビオトープの企画書作りであった。昨年「一二郎池ビオトープ化案企画書」を作成した実績を買われ、学校側から依頼されてのものである。大人数をまとめて意見を聞きだす難しさを感じながらも、「まず1 年生に、一緒にひとつのものを作り上げる達成感を味わって欲しかった」と星野さんは考えていたという。『ビオトープの豆知識』と題した小冊子を用いての勉強会の開催、プロジェクト内をさらに小グループに分けての話し合いなど、苦心を重ねながらも5 月には見事企画書が完成した。この企画書に対しては学校側からも好感触が得られ、実際の竣工に盛り込まれていく予定だと言う。

 その後、当初の予定通り「ビオトープ管理士」の資格取得に向けて本格的に勉強会を進めていこうとしていた矢先、「学校ビオトープを夏休み前に作りたいので、小学生にビオトープに関する授業を行って欲しい。」という電話が近くの駒場小学校から入った。突然の依頼に困惑しながらも、勉強会の予定を変更してそこからの約1 ヶ月は授業の準備に専念する事となった。準備期間が学園祭近くだった事もありメンバー間の足並みをそろえる事が難しかったが、ここでも星野さんはプロジェクト内コンペを行うなど、積極的に活動に参加してもらうため様々な工夫を凝らして授業の準備を進めていった。7 月上旬に行われた授業本番では、写真を多用したプレゼンテーションや○×クイズを行い、生徒自身に理想のビオトープの絵を描いてもらったりもした。小学生の反応は良く、授業は大成功だったと言える。授業風景を撮影したビデオもあるので、部室にお立ち寄りになられた際は是非ご覧になられたい。

 夏休みに入ってからも、浄水場の見学や江ノ島散策などの単発企画を開催し、9月26 日( 日) に行われるビオトープ管理士試験に向けての勉強会も本格化するなど、活発な活動が行われた。

反省、そして今後へ向けて

 当初はビオトール管理士の勉強会などを中心に活動していく予定だった水プロ。その予定とのズレについて星野さんは、「ビオトープ管理士資格取得という具体的な目標があれば活動に一貫性が出ると思っただけ。もともと一年生の希望やその時の要望を優先するつもりだったので、年度前の予定と違ってしまっても充実した活動が出来たので問題ない。」と笑顔で語る。責任者のこの前向きな姿勢も、多くの新入生を惹きつけた魅力の一つであろう。ただ、やはり全員が何をやりたいのか把握するのが一番難しかったらしい。

 冬学期以降はとにかく一年生に好きな事をやらせるつもりだと言う。「夏学期を通じて一年生も成長した。ただ、小さくまとまってしまいそうな気がする。水プロは何をやったらいいのか分かりづらいけど、逆に何でもやれるのが強みだと思っている。『水プロ』という枠にとらわれず、失敗を恐れずに思い切った事にチャレンジして欲しい。」一年間の責任者を通じて一回りも二回りも頼もしくなった星野さんはそう語った。この期待は、きっとこれからの水プロに受け継がれて行く事だろう。

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