エコブームを問う - 東大生と学ぶ環境学 -
Aren't we in ECO-BOOM? - Students at the University of Tokyo work on the Environment Issues -
東京大学環境三四郎「環境の世紀」編集プロジェクト 編著

装丁 古都デザイン
内容紹介
これから「環境問題」を学んでいく人たちに必要となる考え方や方法、視点や技術を、各分野の第一人者がわかりやすく語った。環境三四郎と責任教員の共同企画として東京大学教養学部で毎年開講されてきたテーマ講義「環境の世紀」から、2004年の講義を元に編集。工学や農学、経済学、文化人類学、科学史・科学哲学など、幅広い切り口から問題にアプローチし、本質に迫った。
- 発行:学芸出版社
- A5・256頁・定価2200円+税
- ISBN 4-7615-2363-8
もくじ
- プロローグ なぜ今「エコブームを問う」なのか?…環境三四郎
- T 我々は環境問題の捉え方を間違えていないか?
- 第1講 環境「問題」の現在…廣野喜幸
- 第2講 予防原則と世代間倫理…村上陽一郎
- 第3講 環境と人間の経済…丸山真人
- U 工学と技術は環境問題を本当に解決しているのか?
- 第4講 「ビジョン2050」と知識の構造化…小宮山宏
- 第5講 水素化社会に向けた燃料電池の技術…山口猛央
- 第6講 都市の活動と環境負荷…花木啓祐
- 第7講 人口減少・環境重視時代の都市再生…家田 仁
- V 環境問題の現場では何が起こっているのか?
- 第8講 ドイツ―「環境先進国」の実状…ウルリッヒ・ハインツェ
- 第9講 アフリカ―水の環境と日本の国際協力…村上雅博
- 第10講 メキシコ―作物栽培と水資源の有効利用…森田茂紀
- 第11講 マレーシア―エコツーリズムとそのアイロニー…山下晋司
- 第12講 日本―食から見た環境問題…環境三四郎
- W 環境学を学ぶ人たちへ
- エピローグ …環境三四郎