活動紹介環境三四郎には大学3,4年生と大学院生が中心となって活動する本郷部門が設けられており、互いの交流を深めながら様々な活動を行っている。本郷部門の2005年度の活動について福吉隆行さん(農学部4年、11期)に、今年度の活動について宮森映理子さん(農学部3年、12期)に話してもらった。【文責 10期・大部沙絵子】 2005年度の活動まず、2005年度は、毎月13日の昼休みに食堂で開催される「お食事会」、メンバーが自分の専門分野について語る「話そう会」が3回、俳優の永島敏行さんと田植えや稲刈りを行うという企画、そして、あるNPOと一緒に小学校で授業を行うという環境教育が行われた。このように非常に幅広い活動となったことについて、福吉さんは「やることに広がりを持たせられた」と一定の満足感を示してくれた。また、活動に関わる人数自体は多くなかったものの、上は7期から下は13期まで幅広い層が関わっており、互いにいい刺激を受けることができたようだ。 永島さんとの田植え・稲刈り企画農業に関心の深い永島さんの知人と同じ研究室に環境三四郎のメンバーがいたことが、この企画のきっかけとなり、2005年5月、成田市での田植え体験教室にお誘いをいただいて数名のメンバーが参加することとなった。田植えは「もっとやりたかった」ほど楽しいもので、和やかな雰囲気の中、地域の人たちとも交流することができた。その後、9月の稲刈り企画にも数名が参加し、農業の難しさと面白さを体感してきたという。[このような地域に発展するイベント](どういう意味なのでしょうか?)は少なく、貴重な経験となったようだ。 小学校での環境教育福吉さんと濱口真衣さん(10期)が行った環境教育活動は、小学校の総合学習の時間に2人が環境問題について授業をするというもの。2人は地球温暖化の仕組みなどについて講義をした上で、子どもたちにいろいろな環境問題についてのスキット(短い物語)を作ってもらった。出来栄えは「小学生でこれだけできるのか」と驚くほどのもので、授業を楽しんでもらえた様子だったのもうれしかったという。福吉さんは「環境三四郎が小学校で教えるというのは、決して不可能なことではなかったし、やりがいも大きいと思う」と感想を述べてくれた。 昨年度を振り返って実に様々な活動を行った昨年度の本郷部門。「いろいろ試したという点では今年につなげられて良かった」一方で、反省点もなかったわけではない。メンバーの中で「負担をうまく共有できなかった。」との反省から、学部の3年生が代表となり、4年生がサポートするのが望ましい形だという結論に至り、「なので今年は副代表になってみました」という有言実行な福吉さん。ぜひ、今年の活動を盛り立てていってほしい。 今年度の活動今年も「お食事会」「話そう会」は継続される予定だ。既に行われたお食事会では幅広い学年から参加があったという。新たに始めたこととしては、「本郷新歓コンパ」がある。新3年生から大学院生まで、多数が参加して楽しく交流を深めることができた。また、東大の環境報告書を作ろうというプロジェクトが始動しているということで、今後の展開が楽しみである。 今年度の方針宮森さんは「本郷こそ外部の団体と積極的に関わっていきたい」と考えを述べてくれた。外部での活動は昨年よりもさらに拡大する方針だという。活動に参加するメンバーは、13期(新2年生)も含めてどんどん増えているそうで、活発な活動が期待される。具体的に考えていることとしては「話そう会」の発展がある。これまで学業・研究を中心に話を聞いていた「話そう会」だが、それだけでなく学外での環境問題に関連した活動を聞くのも有意義ではないか。学外での「実はがんばっています」という話をしてもらって、環境三四郎へ何らかのフィードバックを試みたい、という。最後に、宮森さんは「新しい活動のプランなどを想像するのは大好きなので、今まで考えてきたことを実現させるようがんばっていきます。」と力強く意気込みを語って締めくくってくれた。 宮森さんの熱意とアイディアを、福吉さんの経験がサポートする。2006年、本郷部門から目が離せない! 本郷部門 活動記録2005年
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