リユース市

活動紹介

 駒場キャンパスにて第10回のリユース市が開催された。リユース市とはキャンパス周辺住民や学生から使われなくなった家具・家電を引き取り、格安で新入生に提供する企画である。 2007年3月27・28日、4月1・2日の4日間でおよそ300品の家具・家電が出品され、新たな持ち主の手に渡った。 10年の節目を迎え、正式に環境三四郎の企画となったリユース市について、責任者をつとめた宮島望さん(14期:文科三類2年)にお話を伺った。
【文責:12期・下川潤】

新しい体制

 ここ数年のリユース市はオリエンテーション委員会(※1)の主催であり、環境三四郎は協力という形で関わっていたが、今年は環境三四郎が独自に開催することになった。 これにより、環境三四郎の名前を出して活動することが可能になった。
 独自開催に当たって大学側から協力を受け、物品の保管スペースを貸して頂いたり、大学主催イベントにて宣伝を行うことが出来た。職員の方は概ね好意的でリユース市の活動内容や意義についてよく理解してくれていたそうだ。

※1:新入生やサークルによる円滑なオリエンテーションの運営をサポートする、 学生によって構成された組織。

開催まで

 リユース市の仕事をする中で、何よりも早め早めの準備を心がけたという。前代表の丹羽桃子さん(13期:文学部3年)の協力のもと11月には代表を決め、1月にはミーティングを始めていた。 結果として2月には立て看板やポスター等を設置し、3月の合格発表の時には新入生に宣伝する事が出来た。余裕のあるスケジュールのお陰で仕事に忙殺されることもなく「みんなでワイワイ」楽しく作業を進められたと宮島さんは振り返った。

感想と今後

 リユース市を終えた感想を聞いてみたところ、「思いのほかリユース市が知られていて、皆協力してくれたのが嬉しかった。」という返事が返ってきた。 品物を提供してくれた人を始め、大学職員の方や、環境三四郎の先輩等、様々な人に助けてもらう中で、それらの人との「つながり」を感じられたのだという。来年以降については、環境三四郎や「物を大事にすること」をより前に出してアピールしていきたいと語っていた。
 1997年にリサイクル市として始まってから10年。これまでの活動の結果、リユース市は広く認知され受け入れられてきた。「恒例行事」となったリユース市は、内外の人々に支えられ今後も更に発展していくことだろう。

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