みずプロジェクト

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→みずプロジェクト2008年度活動報告書(PDF:2,665KB)

活動紹介

活動の背景と目的

ビオトープ

背景

小学校などの校内に作られるビオトープは、造成時にはそれなりの盛り上がりを見せるものの、現在では放置されている事例が少なくない。そもそも、各地の小学校にどの程度ビオトープが存在し、どのような状態となっているのかということも正確には把握されていないのが現状である。

目的

小学生への授業

そこで、各地のビオトープの現状調査とともに、学校間のビオトープを通じたネットワークづくりを支援することで、維持管理のモチベーションを生み出すことを目指す。また、地元の方・企業・学生という様々なアクターの協働によってビオトープの整備・保全を推進し、地域の環境づくりへの貢献を目指す。

活動方針・内容

具体的な活動内容は以下の通り。参加者の興味によって、柔軟に変更・改良を加えていく予定である。

学校ビオトープを中心とした活動方針

*各段階において周辺の活動団体、行政、企業などを巻き込み「続いていく」仕組みを作る。

*各活動をまずは目黒区の小学校中心に展開していき、最終的には地域のビオトープネットワークの構築を目指し、地域環境への貢献を目指す。

2008年度の活動

2008年5月:駒場小第一回授業

テーマ「ビオトープってなあに?」

2008年6月:水勉強会の「水シンポジウム」にてポスター発表

2008年6月:駒場小ビオトープの再整備(草抜きなど)

2008年7月:駒場小第二回授業

テーマ「ビオトープと生き物」

2008年11月:駒場小授業番外編

テーマ「冬の生き物を探そう」@駒場野公園
公園の自然観察舎や駒場リサイクルの会のお世話になりました。

2009年2月:駒場小ビオトープの再整備(種まきなど)

2009年3月:駒場小最終授業

テーマ「こどもたちのビオトープ生物図鑑」


*詳細は報告書をご覧ください。

今後の展望

学校ビオトープの保全と活用を促すためには、ビオトープの整備というハード面でのアプローチだけではなく、子供たち(や先生、保護者)のモチベーション向上のための環境教育というソフト面のアプローチが有効ではないかという考えのもと、本プロジェクトは活動してきた。2008年度はひとつの学校(目黒区駒場小学校)において、年間を通したビオトープの整備活動と環境教育を軸として活動を行った。
今後はその経験を活かして、昨年度の活動報告を兼ねた学校ビオトープ保全活用のためのマニュアル作りを進め、他の小学校に対してもアプローチを行っていく予定である。このマニュアルは活動を行う中で常に更新し、「生きた」マニュアルとして日ごろの保全・活用に生かせるものを目指す。同時に、特定の学校での年間を通じた環境教育も継続し、地域の主体をつなぐネットワークの構築等、「続いていく」仕組みを作ることにも重点をおいていく。

ただし、まだ始まったばかりのプロジェクトなので、あくまでも今後の方向性は参加メンバーで相談しながら柔軟に決定していきたい。自然に興味がある人、子どもが好きな人、環境教育をやってみたい人、様々な主体との協働によって新しい「仕組み」を作りたい人、聞き取りを含めた調査活動に興味のある人、どれか一つでも当てはまった人、当てはまらない人もぜひ一度ミーティングに参加してほしい。「水」をテーマとして、誰でもいつでも気軽に参加でき、楽しく活動できるプロジェクトにしていきたいと考えている。

文責:星野真有美(11期)、青木えり(13期)

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