KSCP(環境三四郎サステイナブルキャンパスプロジェクト)

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KSCP(環境三四郎サステイナブルキャンパスプロジェクト)とは?

東京大学の小宮山宏総長(2008年度当時)が掲げたTSCP(東大サステイナブルキャンパスプロジェクト)を受け、環境三四郎内で立ち上げたプロジェクトがKSCP(環境三四郎サステイナブルキャンパスプロジェクト)である。
(TSCPとは、東京大学の研究・教育の活性化を図りつつ、キャンパスの低炭素化を実現することで、社会に対してサステイナブルな社会のモデルを示していこうとするプロジェクトである。詳しくは東京大学TSCP室を参照していただきたい。)

活動内容

特別講座の様子 KSCPでは「学生会館エコ改修と運営のための特別講座」という講座を2008年6月中旬から7月上旬にかけて行った。学生会館は駒場キャンパス教養学部のサークルや部活が使っている部室棟であり、2008年度に耐震改修が行われることになった。それと同時にエコ改修も行われることになり、教養学部から環境三四郎に対して意見が求められた。それを受け、環境三四郎では、実際の学生の意見を多く取り入れ、かつ専門的な知見も盛り込めるように、エコ改修・エネルギーマネジメント・建築などの専門家を招いての講座を4回に渡り開催した。そしてその内容をまとめた報告書を、教養学部や本郷キャンパスの学生会館改修の担当チームに対して提出した。講座の詳しい内容や報告書については、KSCPウェブページをご覧いただきたい。

特別講座の様子2 またこの特別講座の内容とプロジェクトの暫定的な成果を、2008年10月25日に安田講堂で行われた環境三四郎15周年記念シンポジウム「環境の世紀を切り拓く」にて発表した。

成果

学生会館の改修は2008年の冬頃から本格的に着工した。2009年の夏頃には完成する予定である。学生会館の改修に盛り込まれなかった提案も多かったが、一部は実現した。たとえば1階ロビーに設置される予定の、電力使用状況を「見える化」した掲示板。これは1〜3階の電力使用量を空調・照明・コンセントに分けて表示するものである。また他に、最新の省エネ型照明の導入などがある。

展望

今後は実際に導入された省エネ機器などをいかにして学生に周知させていくかということが課題である。学生会館は主に駒場キャンパス教養学部の1・2年生がサークルや部活で使う場所であって、愛着がわきにくい通過点的な存在である。そういった場所を大事に、快適に、サステイナブルに使ってもらうための活動は難しいが、他サークルとの連携などにより活動を考え、実現させていきたい。

文責:巻島隆雄(15期)

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