コンセプト


この講義は・・・

環境の世紀16〜環境問題を多面的にとらえる〜」にようこそ。
この講義は、東京大学の学生環境サークル「東京大学 環境三四郎」が
先端科学技術研究センターの飯田誠先生のアドバイスを受けて企画・立案し、運営する講義です。


この講義ができるまで

私たちは、この講義を企画するにあたり、環境問題に関連する研究者やNGOの方など、
色々な立場の人にお会いし、環境問題についての様々な意見を知りました。

さまざまな意見を直接聞き、それを他の情報・意見と比較したり、そのことについて議論を交わしたりしました。
環境問題がメディアなどで取り上げられる際、環境問題は様々な事象が複雑に絡み合っているのにもかかわらず、
ある一つの事象についてある一つの視点から考察を加える場合が多いと思います。

多種多様な環境問題についての情報を見極めるために、様々な考え方を知り、
自分でその正誤やそのような情報が発信されるまでのプロセスを分析することが必要であると
私たちは考え、そのスキルを「眼力」と定義しました。


講義の目標

この授業の目標は、環境問題を一つの視点から見るのではなく、色々な視点から見た考え方に触れたり、
人間の営みや、私たちの常識の根本となっているものは何かということを問い直したりしながら、
「眼力」を養い、使いこなせるようになろう、というものです。


講義の構成

講義は二部構成です。

前半「眼力を養う」

前半は様々な題材についての学習を通じて、「眼力」を身につけることが目標です。
「環境問題」に関する、さまざまな立場からの講義を受け、
自分が今まで(漠然とでも)抱いていた考えを見つめ直すことができると思います。

後半「眼力を使う」

後半では生物多様性を題材として、実際に「眼力」を使う機会を提供します。
今年の10月には、名古屋で生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が開かれます。
生物多様性は、生物種内・種間の多様性、および生態系自体の多様性も包含する概念です。
日本でCOP10が開かれるのを機会に、生物多様性について知ってみませんか?


講義日程・講師などについて詳しくは講義日程のページをご覧ください。




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