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院生アンケート
内山弘美




●分野

〔所属〕
大学院工学系研究科先端学際工学専攻博士課程5年
〔研究室〕
先端科学技術研究センター(廣松研究室)
〔学部では・・・〕
教養学部の国際社会科学だと思います。


●研究紹介

〔専攻〕
環境科学、環境高等教育

〔なぜその分野で環境問題をやろうと思ったのか〕

(発端は、1960年代のアポロ計画ですが・・・) 環境問題を解決するために、環境科学の構築、及び環境高等教育の体系化が必要であると考えたから。

〔関わった研究の内容〕

 本研究は、環境科学のディシプリンの構築をめざして、長年取り組んできた。環境科学は非常に範囲が広く、様々なアプローチで研究を進めている。そのうちの一つが、「大学における環境教育」である。環境科学・環境教育の国際的動向、環境教育史、日本の高等教育の動向等を踏まえた上で、大学の環境冠学科(環境を冠する学部・学科・大学院の総称)に焦点を当てて研究を進めている。
 なお、環境教育学会では筆者が初めて、「環境科学」と「環境冠学科」をテーマにととりあげた(1996年5月の環境教育学会大学環境教育シンポジウム)。

〔環境問題の中でのその研究の位置づけ〕

 環境問題は、複合的な問題であり、現在のような極度に細分化された学問分野では、解決が難しい(内山、1998)。
 21世紀は、ますます環境問題が深刻化することが危ぶまれており、それに対処するために、学際的な環境科学というディシプリンの構築が緊急の課題である。同時に、環境問題を解決するために、社会の様々な分野で活躍し得る人材の養成が望まれる。