進路相談会

 「進振りどうしよ〜」と今年も多くの1、2年生が悩む。進振りを通り過ぎると今度は将来の進路だ。三四郎には様々な人がいて様々な進路へ進んでいる。何を考え、どのように進路を決めてきたのか。ここはひとつ、三四郎の人的ネットワークを活かさない手はない!ということで去る5月10日、竹内文乃さん(8期:医学部4年)宅で「進路・就職相談会」が行われた。参加者は全部で20人弱と盛況だった。〔記者:松本暁義9期〕

キッカケは春原さん!?

 進路に悩む人は少なくなく、先輩達に話を聞く人も多い。それをもっと皆でやろうと全体企画とつなぎ合わせたのが春原麻子さん(9期:教養学部3年)である。自分自身の経験や活動から着想を得たとのことだが、図らずも以前行われていた進路相談会を復活させる形になったという。昔の活動を知らなくとも自然と活動が続けられてゆく。個人の発想が全体企画として活かされていく。今後の活動に大いに示唆を与えてくれる話であった。

「つながり」が増えていく

木戸大介ロベルトさん今回のイベントは新入生を迎えて初めての全体企画となった。新入生から社会人までを含む多種多様な参加者を得て会は盛り上がった。全部で7人の発表者が、進振りの際どのように進路を選んだか、実際行ってみてどうだったか(学んだ内容、雰囲気など)、就職/進学の際は、どのような経緯で進路を決定したか、実際行ってみてどうか、などについてそれぞれ10分程度語り、その都度質問を行うという形式で会は進んだ。発表者は大林潔さん(7期:茨城県保健福祉部 医療整備課医療対策グループ)、中島暁子さん(7期:総合文化研究科修士1年)、藤田容代さん(4期:東京都水源管理事務所)、藤崎理恵さん(5期:パシフィックコンサルタンツ株式会社 総合計画本部 地域計画部)、木戸大介ロベルトさん(6期:新領域創生科学研究科修士1年)、大竹史明さん(4期:農学生命科学研究科博士2年)、徳田顕人さん(7期:学際情報学府修士1年)。相談会後の夕食会発表者の顔ぶれだけを見ても実に豪華多様でそれぞれ個性あふれた貴重なお話が聞けた。駒場生のみならず様々な人同士の交流の場となり、新たな人的ネットワークが築かれた。好評だった今回の企画を受けて来年もやってほしいという声があるという。今後も続いていってほしいと感じる企画であった。

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