日韓環境ギャザリング2004

 去る2004年8月11日〜17日、エコ・リーグと韓国のNGO,Green Networkが共催する日韓環境ギャザリング(第七回)が行われた。今回このイベントの企画準備から関わった者として、簡単に紹介したいと思う。【文責:10期 野田悠】

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 日韓環境ギャザリングには、日韓の学生が各20名程度参加し、毎年夏に1週間程度寝食を共にしながら、互いの環境問題についての考えや活動を共有し、また共にフィールドワークに出るなどする。文化的な交流と、両国の環境問題に関する理解や活動を深めていく、という2つを同時に満たそうとするところが、この企画の特徴であり、肝である。

 毎年開催地を交互に移しており、私は去年2年生の時に初参加し、韓国へ行く機会を得た。ここで活動紹介として環境三四郎での取り組みを発表し、また韓国の学生の活動も知ることができた。そこで得たものは大きかったが、やはり素直に一番は韓国の友人ができたこと、そしてその友人たちのホスピタリティに触れられたことで、是非来年は準備からきちんと関わろう、と思ったのだった。

 そして今回日本での開催にあたって、私たちは「みず」というキーワードを期間中を通してのテーマに設定した。このことを念頭に、前半では千葉県にあり、2000年まで27年間も湖沼の水質として全国ワースト1位を誇った(!)手賀沼を舞台とし、そこでの行政や市民の取り組みについて学び、また中央学院大学の佐藤寛助教授をお招きし、世界的な水資源循環に関するお話を伺った。手賀沼では実際に船に乗って船上から手賀沼を見学したり、またグループごと調査のお手伝いや農業体験したり。参加者が楽しみながらも、考えるきっかけを得ている感触を得て、準備に奔走した身としては甲斐があったというものだ。

 後半は東京のオリンピックセンターに移り、渋谷川や宮ヶ瀬ダムなどの見学へ。活動発表としては、環境三四郎の水プロジェクトとして星野さん、神戸さん(共に11期)に来ていただいた。韓国側からはソウルにおける一大事業として世界的にも注目される清渓川(チョンゲチョン)再生事業について聞きいる。

 ついつい中身を羅列してしまった。まだまだ書こうと思ったけれども、詰め込んでも仕方ない。振り返ってみて思うことは、「日本についてまだまだ自分は勉強しないといけない」「企画を立て、そしてそれを多様な人と共になって実行していくのはむつかしい」ということ。来年以降もこの日韓環境ギャザリングが続いていくために、環境三四郎の方を始めとする意欲に溢れる若者が企画段階から関わってくれることを望んでいます。ってすっかりオジサン的言いぐさですね(><)興味があれば気軽に連絡下さい(g240147@hotmail.com)

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