ベトナム・スタディーツアーを終えて

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ニンソン小学校にやってきた。

ニンソン小学校にやってきた。

ベトナムに来て、小学校を訪問するのはこれで三校目。
一つ目と二つ目の小学校では教室の前に出て自己紹介をし、折り紙を教えた。
休み時間も子供たちと一緒になって遊び、群がってサインをねだってくる彼らのノートに「AYAKO 綾子」と日本語で書いてやった。
日本の歌と、踊りも披露した。

しかし、今日はあまり体調が良くない。
体がだるく、元気いっぱいの子供たちの中に入って遊ぶ気になれいのだ。
そんなわけで、今回はカメラマンとして子供たちとメンバーを見守ることにした。
つまり、授業参観の保護者の立場だ。

シャイな子どもも「ハイタッチ」をすれば自然と笑顔に
シャイな子どもも「ハイタッチ」をすれば自然と笑顔に

授業が始まった。
メンバーが順番にベトナム語で自己紹介をする。
私は、教室の後ろに目立たないように座る。
子供たちは、前に並んでいる日本人を食い入るように見つめる。
これから何が始まるのかとワクワクそわそわ。

メンバーが折り紙を教え始めた。
折ることに夢中の子供たち。
教えることに夢中のメンバーたち。
キラキラした目と、無邪気な表情は、ベトナム人も日本人も同じ。
10歳も20歳も同じ。

体育館や校庭が無くても、ドッジボールなら狭いスペースで実施できます
体育館や校庭が無くても、ドッジボールなら狭いスペースで実施できます

あっという間に40分が経ち、次のクラスへ。
同じように教室で自己紹介をする。
でも、今度は折り紙じゃなくてドッヂボールだ。
ドッヂボールをするとわかり、コートへ向かって猛ダッシュ。
笛が鳴り、試合が始まる。
必死で逃げ、必死でボールをキャッチし、渾身の力でボールを投げる。
本気の試合は、見ていて楽しい。
逃げる専門でボールに全く触れない子に、ボールを手渡す気遣いをするメンバーがいた。
優しさからくる気遣いも、子供たちの本気の試合には不必要かもしれない。
それでもやはり、皆の表情はいきいきしている。

下校の時間だ。
学校を去る車の中でぼんやり考える。

言葉は通じなくても、身振り手振りで折り方を教えています
言葉は通じなくても、身振り手振りで折り方を教えています

楽しい時間を、ありがとう。
君たちの真剣な表情と無邪気な笑顔は、美しかったよ。
体はまだだるいけど、エネルギーが湧いてきた。
言葉はうまく通じなくても、心は通じたよね?
今日、一緒に過ごした時間が、
君たちにとっても、私にとっても、記憶に残る思い出になったらいいね。

【文責:高田綾子(15期)】

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