水プロジェクト

関連ページ

→一二郎池ビオトープ化案企画書PDF(PDF:1606KB)

→エコプロダクツ2003展示作品『一二郎池ビオトープ化project』(gif:270KB)

→2003年度水プロジェクト

活動紹介

 今年で3年目を迎える水プロジェクト。昨年は一二郎池周辺をビオトープとして保全していくための活動を中心に行い、「一二郎池ビオトープ化案企画書」を学部に提出するという成果をあげた。3年目となる今年は、どのような活動を行ってくれるのであろうか。責任者である星野真有美さん(11期:理科二類2年)に、昨年までの活動の成果、今年の活動の目標についてお話を聞いた。
[記者:曽根直幸(9期)]

昨年の成果

 昨年は、一二郎池周辺のビオトープ化プロジェクトと、単発的に水問題に関する勉強会や見学などを行う企画の二つの活動を行ったが、そのうちメインとなったのがビオトーププロジェクトである。一昨年から引き続いてビオトープに関する勉強会や他のビオトープの見学などを行うとともに、一二郎池の水質や植生についての調査を行い、年末には目標としていた「一二郎池ビオトープ化案企画書」を作成することができた。その後、企画書を学部に提出した際には好意的なお返事をいただき、2年間にわたる努力が見事に実を結んだ形となった。

今年の目標

 このように昨年までの活動は「一二郎池ビオトープ化案企画書」という形で集大成を見たわけだが、学部による一二郎池の整備は再来年以降になるそうである。そこで、今年の活動の柱となったのが「ビオトープ管理士」の資格取得。「ビオトープ管理士」は、日本生態系協会が実施・認定する資格で、地域の自然生態系を守り、取り戻すビオトープ事業・自然再生事業を効果的に推進するために必要な能力をもつ者に与えられる資格である。この資格を取得するための学習を通じて、新入生とともにビオトープや生態系についての知識を身に付け、理解を深めることが、今年の活動の大きな目標となっている。

 また、昨年同様、自然とのふれあいを楽しむ企画などの具体的な活動も重視しており、2年生4人が分担して担当者となって様々な活動を行っていく予定である。例えば、キャンパス内では一二郎池で、部分的に許可を申請しての先行施工や、環境に適した植物を選定する実験などを行い、キャンパスの外では休日を利用して河川の水質調査や下水処理場の見学に行ったり、ただ単に海を見に行ったりと、水に関することなら何でもやっていくという。

責任者の想い

 「昨年は、ビオトープに関する勉強会のためにすばらしい資料を作成してくれたり、動植物に関する知識がすごかったりと、頼れる先輩が多くて企画書作成などの活動をしていく上でとても助かった反面、1年生として受身になってしまうことが多かった。今年の2年生には特別なスキルを持った人はいないので、新入生と一緒に楽しみながら勉強していきたいと思っている。昨年、ビオトープ化案企画書を完成させた時に自分達が感じることのできた達成感を、今度は新しい1年生と一緒に味わいたい。1年間の勉強や具体的な活動の成果として、最終的にビオトープ管理士の資格取得という目標をみんなで達成できれば。」と、星野さんは今の思いを語った。自分たちにできることをしっかりと見つめて目標を設定し、学習と行動のバランスを考えて活動を進めていこうとする姿勢は、必ず昨年以上の成果、昨年以上の達成感につながるであろう。大きな成果をあげた2年目に続き、3年目の水プロも期待大である。

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